「Mask Girl S1E7/マスクガール シーズン1 エピソード7」
終わった.
ミニシリーズ的で,テンポもよかった,,? かな.途中の転調にびびったけど.
大体のドラマはぼぅっと観ていても,テーマはこれだな,ってのがすぐにわかるんだけど,このドラマの場合なんだろか,,
そういうのはなくて,話の展開の面白さだけで突っ走った感があるのよな.
もちろん,全体的に,女性に対する様々な"評価"が外見に偏っている,また,それに合わせる形で整形という手段が採られる,,みたいな社会風刺?的なところはわかるけど,でも,それじゃないよな,,,それは話を動かすエンジンみたいなもので.
それにしても,子役の演技(ミモ役)はすごいな.うまいわ.撃たれたモミを抱きかかえて嗚咽する場面とか,うますぎる.
そんでもって,悟りを開いたかのようなモミを演じた人もうまい.長い普通のスカートを履いてるんやけど,脚がモデルみたいで山道にあってない.笑
==== ネタバレしてるョ (間違ってるかもだけど 笑)
刑務所から牢名主の親玉を頼って外界の情報を得るが,どうも騙されていることに気づく.そして,親玉の娘のための腎臓移植の日が近づいてくる.
一方,モミの母親もミモを探していた.そして,どうやら,屋台のおばはんが怪しそうなことに気づく.住所を調べそこへ向かう.
モミは病院から抜け出し,母親に連絡を取り,やはり屋台のおばはんの家へと向かう.
そこで,一酸化炭素中毒で殺されようとしていたミモを発見,おばはんと格闘の末ミモを救い出す.しかしその過程で母親はおばはんに刺殺されてしまう.
警察が家を取り巻く中,モミは自首しようとするが,おばはんが銃を持ってあらわれ,
ミモを狙う.
おばはんが放った銃弾はミモを狙ったが,モミがかばって撃たれてしまう.
そして息を引き取る.おばはんは,警察に撃たれ即死した.
すべてが終わり,家の整理をしていたミモは,モミの幼少の頃のステージのビデオを見つける.
母親の笑顔見て涙ぐむのであった.
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ミモが誰の子供か,,は全然出てこなかった.おばはんの家で,本当のばあちゃんのように思っている,というところとか,前フリと思ったけど,,なんもなかった.
あの刑務所の親玉の騙し行為はなんだ?と思ってたんだが,要は,娘の手術までは気分良くハッピーでいてくれないと,外の世界に執着を持つとなにかとよくない,ということで,,懐柔を図ったということなんだろな.
ただ,手術のために刑務所から出るということは既定路線だから,逃亡の良い前フリにはなってる.
ミモの友達の,イェチュンの調査能力もすごい.将来は記者になりたい,お前なんかなれるかよ,的なやりとりがいじめのシーンにあったりすれば,余計に回収できてよかったかもとか思う.
噂の経路を辿って屋台のおばはんまで行き着くとは,,よく,おばはん自身に,誰からマスクガールの話を聞いたの?とか質問しなかったな,,笑 そうしたら命がなかったかもしれない.
キム・モミは,"ブサイク"だったため,男たちの身勝手さで,人生が狂ってしまった,,
最初の殺人(ハンサム和尚)は,殺人でさえなく,単なる正当防衛だった.
次のチュに対しては,,微妙なんだが,,あれも正当防衛なのかな,,,微妙.過剰な気もする.
その次は,友人がDVを受けているところを助けるため,,,ではあったが,最終的にあれも過剰である気もする.
おばはんに対しては,死んでなかったのであるから,車に突っ込んで湖に沈めるという殺人未遂の線もあるかな,,
だから,真っ白,というわけではなく,かなりグレーなラインの"犯罪歴"なんだと思う.
聖書により神の言葉に触れ,悔い改めて,救われた,,のだが,おばはんがそれを放っておいてはくれない.
ドラマに救いはあったのか,,怨恨の連鎖(というほど連鎖してないが)が断ち切られ,ミモが真っ当な道に戻ったことが示されてたんで,,そこなんだろうか.
あんだけの事件が起こってしまったのだから,今までの比でないくらい,いじめが発生するんじゃなかろうか,,と思うけどね.
一度に肉親が二人も殺されてしまう,,という場面に遭遇したら,一生トラウマになるだろうし,しばらくはまともに暮らせない,,と思うが,なんかほのぼの丸く収まって,世界もいい人ばかりになって,,終わった,,という感じは,あるな.無理矢理感ある.
韓国ドラマあるあるで,いやなやつは完全に嫌なやつだし,不条理ないじめとかが普通に起こってだれも正さない,,ちっと絶望感すらあるが,,デフォルメされているとはいえ,,あれが,そう荒唐無稽に見えないから成立するんだろな,,