Shogun E3/将軍 エピソード3
展開も早くおもしろい.アクションシーンは,肉弾戦はともかく,引きでの画像はチープっぽいけど,いや,そこは内容でカバー,ということで,良しとする.
藪重がLittle Fingerっぽい,と,前に言ったが,深い考えがあるのか,単に日和見なのか,,,まだわからん.
感心するのは,詳細な舞台設定はわからなくても,画面で起こっていることは,わりと単純な政治劇,活劇であり,十分にグローバルで楽しめる内容になっていること.
==== ネタバレしてるョ (間違ってるかもだけど 笑)
(形式上)虎永が襲われた事件に関し,藪重が呼び出される.処刑を覚悟する藪重だが,石堂にそそのかされ,虎永を殺そうとする線はあっても,按針を殺そうとする線はないことを虎永に認められ,今回の襲撃には関与していないと判断される.
そして,按針,自分の妻を網代に連れて帰ってくれれば,希望通り駿河の国をやろうと言われる.
藪重は,按針,桐の方を伴い大坂を立とうとするが,石堂が見分にやってくる.かごの中身を確かめた後,立ち去る.しかし,その直後,桐の方は,虎永と入れ替わる.そのことに気づいたのは,そばにいた按針と鞠子だけだった.
そして,別の見分にも,按針の機転により見破られることなく,虎永を載せたかごは城を出発する.
夜分,山中にて,一行は襲撃に遭う.キリシタン大名の木下の軍勢だった.彼らは,按針を殺すつもりであった.一行の中の石堂の部下が虎永がいることに気づき,石堂側と虎永側に分かれて戦い出す.木下の軍勢は同士討ちの理由が分からず困惑するが,按針たちが港に向かうのは確認した.
虎永たちは,港につき,なんとか小舟で海に出る.鞠子の夫は,一人残り,石堂の追手を阻む.
虎永は自分が用意した船にたどり着くが,沖に木下の手下が潜んでいる事に気づき,近くにいたポルトガルの黒船と取引をする.
そして,黒船に乗り沖へ向かう.按針は黒船に乗ることを許可されなかったが,機転を利かし,黒船に並走し,木下の軍勢の突破をはかる.
岩礁と黒船に挟まれて,これまでかと思われたとき,黒船のRodrigezは,少し方向を変え,按針の船が切り抜けられるように差配する.
翌日,虎永は按針の功績を称えるとともに,ポルトガル人から得た日誌を持ち出す.
按針たちの不法行為の証拠であったが,あえて見逃す虎永.そして,按針を旗本にとりたてる.
按針は西洋の戦い方を教えることとなった.
-----
冒頭の,藪重が虎永に刃を向けることがありうる,ということを認めさせた上で,今回の事件に関しては藪重が無実であることを知る下りはなかなかおもしろい.
そこから,虎永の脱出劇に至る流れもテンポ良し.そして,すんなりいかず,そこで按針ががんばるところも,王道の流れでよい.
木下が,なぜ,あんなに按針を殺したがるのかが,,今ひとつわからん,,ポルトガル人がマカオでの行為を知られるのを恐れて,とかなら,よーくわかるのだが,,
ということは,木下はポルトガル側と一体で,石堂を倒すことを目論んでいるということ,,だな,,,でないと,,木下の行動が理解できない.
虎永は,非常に高潔な人間,とまでは描かれてないのがよい.自分の妻を敵地に残して逃げようとするわ,最後,自分が脱出するのに按針は置いていけと言われて,(選択肢はなかったのかもしれないが)ちゃんと?按針を置いていこうとするし,,また,按針がしきりに自分の仲間のことを気にするのに,それはスルーする.
鞠子の旦那は,へたれな嫌なやつ,という流れで登場させて,死んでしまうのではあるが,ムネアツの展開を用意するあたり,わかっているなー,という感じ.
山中での戦いは,矢に火をつけて射ってくるのだが,,あの必要ないよな?? ビジュアルがいいからやってんだとは思うけど,,暗闇でしゅって,射つ方が,,いいよな.
で,旦那は,かなり腕が良くて,バシバシ相手に矢を命中させる.グレイト.
一つ,めちゃくちゃ違和感があったのが,虎永が,木下勢の攻撃を前にして,「おぃ,来るぞ」というところ,,このセリフ,,ありえるかな,,「おぃ」は要らんよな,,
「おぃ」というだけで,普通に(部下とかでなく)仲間に声をかけているような軽さを感じるのだけど,,
いい感じで進んでいる.
他のエピソードは ラベル選択からどうぞ